まめちき日記

2021年9月~スペイン・バスク州に留学していました♪

ローマ劇場跡やゴヤ美術館を満喫!充実の1泊2日でした♪【サラゴサ旅行記・PART 3】

こんにちは!スペイン・バスク州に留学中の大学生、まめちきです☆

今回は前回に引き続き、サラゴサ旅行記・PART 1, 2】に引き続き【PART 3】をお送りします。サラゴサ旅行記・完結編です♪

まだ【PART 1, 2】をご覧になっていない方は、ぜひ下記からご覧ください(^^)/

chikikun.hatenablog.com

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サラゴサ旅行2日目は、「カエサラウグスタ劇場」、「ゴヤ美術館」、「サン・パブロ教会」へ行き、夕方17時ごろのバスで帰宅しました。

 

1世紀に造られたカエサラウグスタ劇場 (Teatro de Caesaraugusta)

朝10時頃にチェックアウトを済ませ、ホテルの受付に大きな荷物を預けました。そしてまずは「カエサラウグスタ劇場」へ向かいました。普通の街並みの中に突如として現れるので、かなり驚きました!劇場と言っていますが、正しくは劇場跡で、博物館が併設されています。一般4€、学割3€で入場券が購入できます。追加料金が少しかかりますが、博物館だけでなく、劇場跡をより近くで見学することもできます(見学者用の通路あり)。

カエサラウグスタとはサラゴサの旧名で、ローマ皇帝アウグストゥスによって築かれたローマ帝国の植民都市だったと言われています。1世紀に造られた劇場ですが、その後西ゴート族の侵入により埋もれてしまい、1972年に建築現場から偶然発見されたことで、この博物館等が作られることになったそうです。

博物館の中には、映像でこの劇場の軌跡をたどることができるスペースがあり、非常に興味深かったです(・o・)

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かなりスケールが大きく、驚きました★

この劇場(テアトロ)が実際に使われていた時、この場所は文化的・政治的・宗教的・経済的な場として重要な役割を果たし、出会いや社会生活の場として利用されていたそうです。

私たちがその当時の人々の生活を想像できるような形で、1世紀に造られた劇場が残っていること自体がかなり貴重ですよね!上の写真は客席側で、現在博物館がある側が舞台側です。見応えがあり、時間が止まったような不思議な感覚になりました…!

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劇中ではこのようなお面を被っていたそうです

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劇場の模型

先ほども説明した通り、写真奥側が舞台側(現在は博物館)となっており、舞台の前にはオーケストラ、そしてそれよりも手前側に客席があったようです(*^-^*) 

実はこの劇場・博物館にはそこまで期待していなかったのですが、かなり充実した展示と興味深い歴史に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていきました♪

【参考:カエサラウグスタ劇場公式HP】

https://www.zaragoza.es/sede/servicio/equipamiento/2430

 

軽くランチをしにカフェへ♪

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カフェラテ(Café con leche)とトルティージャ(Tortilla de patatas)が挟んであるサンドイッチを注文しました。普段単品で食べているトルティージャ(日本ではスペイン風オムレツとして知られていますね!)がパンにはさまれているのはとてもボリューミーでしたが、美味しかったです☆

 

ゴヤ美術館(Museo Goya)

フランシスコ・デ・ゴヤ(1746.3.30~1828.4.16)は世界的に有名な画家・版画家として知られています。彼はサラゴサから44キロほど南に位置するフエンデトドス(Fuendetodos)というところで生まれたそうです。のちに前回の記事でも紹介したピラール聖母教会の天井装飾を担当したということもあり、ピラール広場にはゴヤの像がありました。

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ピラール広場のゴヤ

このように、ゴヤサラゴサに非常にゆかりのある人物であり、そのためサラゴサにはゴヤのコレクションが展示されたゴヤ美術館があります。常設展には15世紀から20世紀(70年代ごろまで)の作品が数多く展示されています。建物は1535年ごろに貴族によって建てられたそうで、四角い中庭などが美しく洗練された印象がありました。

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ゴヤ美術館の外観

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環状の柱がある四角い印象的な中庭

一般6€、学割3€で入場券が購入できます。出入口の近くに売店があり、私はそこでポストカードのセットを購入しました。受付のお姉さんに「母がゴヤが好きなんです!」と伝えると、ゴヤの作品が入っているしおりのようなものをいただきました。優しさに感動しました(*^-^*)

写真撮影はほとんどしていませんが、個人的にはゴヤが描いた版画(風刺画)が印象に残っています。音声ガイドが借りられたり、荷物を預けられるロッカーがあったりと落ち着いてと作品を鑑賞できる環境が整っていますので、ぜひ訪れてみてください♪ 

美術館の様子を知りたい方は、ゴヤ美術館の公式紹介動画のリンクを載せておきますのでご覧ください(^^)/ 少しですが綺麗な建物の内観も見ることができます✨

www.youtube.com

【参考:ゴヤ美術館公式HP】

https://www.zaragoza.es/sede/portal/turismo/post/museo-goya?locale=en

ゴヤ美術館を楽しんだ後は、散策をしながらサラゴサのバス停方面に向かいました。

 

サン・パブロ教会(Iglesia de San Pablo)

サンパブロ教会は14世紀に建てられたムデハル様式(Part 1の記事で少し詳しく説明していますが、イスラム教とキリスト教の建築様式が融合した建築様式のことです!)の教会で、世界遺産にも指定されています。

特に、八角形の鐘楼が特徴的です。時間の都合上、教会内には入ることができなかったのですが、外から眺めるだけでも迫力がありました。

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北側の門

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八角形の鐘楼

【参考:サン・パブロ教会公式HP】

https://www.zaragoza.es/sede/portal/turismo/post/san-pablo

 

セントラル・デ・サラゴサ市場(Mercado Central de Zaragoza)

散策の途中で大きくて立派な建物に目が留まり、調べてみると有名な市場であることが判明☻中を通ってみたのですが、多くの人でにぎわっており、飲食できるスペース(バルなど)もありました。

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セントラル・デ・サラゴサの外観

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市場の中の様子

 

無事に帰宅!

散策を終えて、バス停へ向かいました。バスの時間まで余裕があったため、カフェで時間をつぶしました。

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カフェラテとチョコレートのナポリターナを注文

ナポリターナというのは、日本で食べられているデニッシュのような生地のパンです。よくカフェなどで見かけるのはチョコレートとクリームの2種類で、注文すると温めてもらえます♡

 

予約していたバスに乗り、無事に帰宅しました!寮に着いたのはもう22時を回っていたと思いますが、寮の自分の部屋で眠れることに大きな安心感を覚えました。

 

1泊2日のサラゴサ旅行の体験をシェアさせていただきましたが、いかがでしたか???

一人旅で少し緊張もありましたが、非常に充実した旅行となりました!どこを歩いていてもすべてが新鮮で、この時間がいつまでも続けばいいのにと思うほどでした♪ 12月30日から1月2日までサンセバスチャンで過ごし、1月3日から4日にかけてサラゴサを楽しむ、というこれまでの人生の中でも特に強く思い出に残る年末年始となりました(*^^*)

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

感想などありましたらお待ちしております✨