こんにちは!スペイン・バスク州に留学中の大学生、まめちきです☆
今回は年始に訪れたサラゴサ(Zaragoza)への1泊2日の旅行の様子をお伝えしようと思います。年末年始にサンセバスチャンへ訪れたことはすでにこのブログでもアップしましたが、その後、折角ビトリアから離れているため、一人旅でもしようかなと思い、1泊2日程度で楽しめそうな場所を探しました。出発前夜にバスやホテルを予約するという弾丸旅行でしたが、行くことができてよかったです。
- サラゴサってどんなところ?
- サラゴサ・デリシアス駅(Estación Zaragoza-Delicias)に到着
- アルハフェリア宮殿(Palacio de la Aljaferia)
- お昼はシーフードが美味しい"La Mar Salada"へ
- ピラール広場(Plaza del Pilar)
- ラ・セオ大聖堂(La Seo)
サラゴサってどんなところ?
サラゴサはエブロ川のほとりに広がるアラゴン州の州都で、ムデハル様式の建造物が世界遺産に指定されていることでも有名です。マドリードとバルセロナのほぼ中間に位置する都市で、スペインにおける聖母信仰の中心地になっています。サラゴサにはとても古い歴史があり、紀元前ローマ時代にまで遡ります。イスラム教徒に支配されていた時期もありますが、1118年にアルフォンソ1世によって奪回され、アラゴン州の首都となったそうです。現在の街並みは、19世紀のナポレオン軍の攻撃後に再建されたものだそうです。
他にも、サラゴサはスペインを代表する画家、フランシスコ・デ・ゴヤにゆかりがある地として知られています。
※ムデハル様式とは…スペインとポルトガルで発展した建築様式で、イスラム建築とキリスト建築が融合したつくりが特徴。(Wikipediaより)
Google Mapの地図を下に載せておきます!サンセバスチャンからサラゴサまではバスで4時間ほどでした。スペインのどこに位置しているかをご覧になりたい方は、地図を縮小して確かめてみてください☆
スペインは本当に街によって景観が異なるので、それぞれの街を歩いているだけでとても楽しいです♪
サラゴサ・デリシアス駅(Estación Zaragoza-Delicias)に到着
サンセバスチャンからサラゴサのバスターミナルまでは4時間ほどでした。サラゴサの旧市街で観光の中心地であるピラール広場までは距離があるため、このバスターミナルと中心地までの中間地点にあるホテルに一泊することにしました!
アルハフェリア宮殿(Palacio de la Aljaferia)
私が滞在したホテルから一番近い観光地として、まず「アルハフェリア宮殿」へ向かいました。この宮殿は世界遺産に登録されている建造物で、最初に述べた、ムデハル様式の宮殿です。11世紀にイスラム王朝によって建てられたそうで、現在は建物の一部がアラゴン州議会として使用されています。
入場するまでに軽い持ち物検査がありました。建物内にはところどころにガイドが設置されており、説明を聞くことができました。
中庭に植えられているオレンジの木は、建設された当時の様子を再現しているそうです。天気にも恵まれ、当時の人々もこんな景色を見ていたのかなぁとなんだか心が躍りました☻
これまで世界史の資料集等でイスラム系の建造物を見たことはありましたが、実際にイスラム系の建築物を見たのは初めてで、新鮮味がありました!
お昼はシーフードが美味しい"La Mar Salada"へ
お昼は前日にサンセバスチャンでお世話になったKさんにオススメしてもらったお店に行ってみました!
シーフード料理が美味しいとのことで、私は "Arroz cremoso con Carabinero y Gambas de Palamós (パラモス産のカラビネロとエビのクリーミーライス)"(13,50€)を注文しました。海鮮系の出汁と塩味がとてもよくきいたリゾットのような料理で、とてもビールが飲みたくなる味でした🍺 隣の席の人が食べていた、パエリアもとても美味しそうでした♪
ご覧の通り、一人で食べる量ではありませんでした(/ω\) が、しっかり完食しました!スペインのパエリアなどを頼む際には、2人以上で来店し、違う味をシェアして食べることをオススメします(*^^*) 美味しいですが、味が濃くて飽きてきてしまうので。
ピラール広場(Plaza del Pilar)
お昼を食べた後、コーヒーを一杯飲み、ピラール広場へと向かいました。ピラール広場はピラール聖母教会や市庁舎等に面した広場で、少し歩くとエブロ川(Río Ebro)に辿り着きます。
通常時にはないのですが、今回私が訪れた時期はちょうどクリスマスの時期(スペインのクリスマスは1月まで続きます)だったため、ピラール広場にベレンが設置されていました。とても迫力がありました。また、その向こう側ではクリスマスマーケットが開催されていました☆
※スペインのベレンについては、前の記事で少し書いているので、ぜひこちらをご覧ください!
ラ・セオ大聖堂(La Seo)
正式名称は「サン・サルバドール大聖堂(Catedral de San Salvador)」。世界遺産に登録されています。
ピラール広場の隅に位置し、ロマネスク、ゴシック、ムデハル、ルネサンス、バロックなどの各時代の建築様式が混ざり合った歴史的な重みを感じさせる建造物でした。併設されている美術館には、フランスやフランドルの色鮮やかなタペストリーが展示されており、かなり見ごたえがありました。(ラ・セオ大聖堂の内部も撮影禁止でした)
ラ・セオ大聖堂と美術館、それとピラール聖母教会の塔(次の投稿で載せます♪)の入場がセットの券を購入しました。学割で5€でした。
この日はとても天気に恵まれ、観光日和でした☀ サラゴサはとても歴史のある街で、私の留学しているビトリアのいわゆるヨーロッパ風の街並みとはまた一味違った街並みが望めます。一人旅であまりしっかりとしたプランは立てていませんでしたが、その分自分で自由に時間を決めて行動することができ、充実感のある一日になりました♪
日が暮れると、街の様子はまた違った魅力が詰まっていました。日が暮れてからの様子はまた次のブログで書こうと思います(^^ゞ 少し長くなってしまいましたが、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!