【コロナ禍での渡航②】ビルバオ空港⇒ビトリアにある滞在先の学生寮まで
こんにちは!今回はビルバオ空港から、ビトリアにある学生寮までの旅について書きたいと思います。
前回のブログをまだ読んでいない方はこちらもぜひご覧ください↓
学生寮はビトリアの中心街から徒歩約15分、大学のキャンパスまで約5分、という立地です。重い荷物を持っての移動はとても大変でした!それに加えてまたまたハプニング続きの旅となりました(笑)ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
- ①ビルバオ空港(Bilbao Airport)⇒ビルバオバスターミナル(Bilbao Termibus)〈約1時間〉
- ②ビルバオのバスターミナル(Bilbao Termibus)⇒ビトリア(Vitoria)〈約1時間〉
- ③ビトリア(Vitoria)→インテルモダル(Intermodal)⇒エゴアルデ(Hegoalde)〈約20分〉
- ④エゴアルデ(Hegoalde)⇒学生寮〈約20分〉
①ビルバオ空港(Bilbao Airport)⇒ビルバオバスターミナル(Bilbao Termibus)〈約1時間〉
ビルバオ空港から周辺の主要都市まで、BIIZKAIBUSというバス会社が運営するバスが運行しています。私はビルバオのバスターミナル(Bilbao Termibus)まで運航しているA3247というルートのバスを利用しました。空港の窓口で3€(1ユーロ=約130円)払い、乗車券(レシートも兼ねた薄い紙)をもらいます。乗車券にはQRコードが印字されていて、乗車時にQRコードをQRコードリーダーにかざすことで乗車できます。スーツケースは車内に自分で持ち込み、置いておけるスペースが確保されていました。
②ビルバオのバスターミナル(Bilbao Termibus)⇒ビトリア(Vitoria)〈約1時間〉
ビルバオのバスターミナルは規模が大きく、ビルバオと周辺都市を行き来するバスの発着場所となっているようです。バスターミナルは地下にあり、建物の中はそれぞれのバス会社の窓口や券売機、自販機等が設置されており、バスを待っている間過ごせる場所となっていました。私が利用したのは、La uniónというバス会社のVitoria行きの高速バス、A3714です。30分毎に運航しており、自分で時間の指定をして乗車券を購入できます。先ほどのバスとは異なり、今回の高速バスは大きな荷物を預けることができました。運賃は6,70€です。
~抜けなくなったクレジットカード。の巻~
とここで問題発生…!券売機で乗車券を買う必要があったのですが、やっとの思いで券売機を見つけてクレジットカードで支払いをしようとしたところ、なんとクレジットカードが抜けなくなってしまいました(;'∀')(差し込み口を間違えていたので私のせいなのですが…)必死に引っ張ってみたけれどなかなか抜けず。よく海外のATM等でカードが飲み込まれてしまって…という例を耳にするので、あーこれがそういうことか…と途方に暮れていたところに、私の救世主となる親子☆が隣の券売機にやってきました。息子さんが同い年ぐらいだったので、声をかけてカードが抜けなくなってしまったことを説明すると、「係員さんを探してきてあげるから、その場にいて!」と言われました。残念なことに日曜日だったため係員は見当たらなかったようですが、戻ってきた息子さんが私のカードを何度か引っ張ってみると、抜けた~~~~!!!ついに抜けたんです!
とそんなこんなでかなりの時間をロスしましたが、乗車券の入手に成功☆
~2ユーロの水。の巻~
まだバスの乗車時間まで20分ほど時間があったため、待合所でバスを待ちました。既に2時間近く水分を摂取しておらず喉がカラカラだった私は、近くにあった自動販売機で500mlペットボトルの水を買おうとしました。しかし日本の自動販売機とは作りが違っていて買い方がよくわからなかったため一人の背の高い女性(おばちゃん)が購入しているところを眺めて、観察しました。
【自動販売機での購入方法】
I. 最初に購入したい商品の番号を確認し、その番号を入力。
II. 値段が表示されるのでその金額を投入。
III. 商品が下の取り出し口から出てくる。
IV. お釣りがあればレバーを引いて受け取る。
ご覧の通り、いたってシンプルで誰でもできるのですが、なんせIIからIIIのプロセスがとーーーーーっても遅いんです(笑)そのことを知らなかった私は、あれっ?ボタンを押す順番を間違えたかな?と思い、もう一度最初からやり直そうとお釣りのレバーを引いて返金しようとしました。しかし…硬貨の出てくるチャリーン♪という音はしたのですが、本来お釣りを取り出せるはずの取り出し口がふさがっているんです。なぜ…?1ユーロだったのでまあしょうがない、よくわからないし。と諦めて椅子に戻ると、先ほど私の前に購入していた背の高いおばちゃんが、「買えなかったの?」と声をかけてくれました。起こったことを説明すると、「私の1ユーロ使っていいわよ、隣の自販機で試してみたら?」とお金を渡してくれようとしました!優しすぎる。(救世主再び現る…☆)お金をいただくのは断りましたが、隣の自販機で試してみることに。おばちゃんもそばで見ていてくれました。先ほどと同じプロセスを踏み、商品が相変わらず出てこないことに不安になっていると、おばちゃんが「(商品が出てくるまで)少し待たなきゃならないのよ」と教えてくれました。日本の自販機は押したら5秒もしないうちに商品がでてきますが、私の体感では少なくとも15秒以上待って、やっと水をGETすることができました(笑)そんなこんなで、1ユーロは戻ってこなかったため、スペインでの記念すべき初購入品は「2ユーロの水」となったのでした!
スペインのすべての自販機が今回のような自販機かはわかりませんが、もし海外で自販機を利用することがあったら、なかなか商品が出てこなくても、焦らず気長に待ってみてくださいね(笑)
定刻通り無事にバスに乗車し、どんどん田舎らしくなっていく景色を眺めてるうちに、荷物を抱きかかえたまま寝落ちしてしまっていました。ビトリアには約1時間後に到着しました。
ビトリアのバスターミナルはかなり綺麗でした。すでに13時を回っていたため、売店でお腹の足しになりそうなチョコレードーナツとクッキーを購入。日曜日はスーパーが営業していないことを事前に聞いていたので、本当はもう少し食べ物を購入したかったのですが、荷物が多いうえに重すぎて諦めました。
③ビトリア(Vitoria)→インテルモダル(Intermodal)⇒エゴアルデ(Hegoalde)〈約20分〉
ビトリアから寮の最寄りのエゴアルデまではEuskotrenという会社が運営している、Tranvía という路面電車を利用しました。ビトリアのバスターミナルに設置されている券売機で乗車券が購入できたため、1,50€払って乗車券を購入。徒歩4分ほどのところにあるEuskotrenのインテルモダル駅へと徒歩で向かいます。
Tranvíaの車内は日本の路面電車よりも広く、とても綺麗でした。ビトリアの街並みを見ながらの移動はワクワクしましたが、まずは無事に寮に到着したい、という気持ちで、降車する駅で降り遅れないようにGoogle Mapsを確認しながら過ごしました。20分ほどでHegoalde駅に到着しました。
④エゴアルデ(Hegoalde)⇒学生寮〈約20分〉
駅から寮までは徒歩約5分でした。Google Mapsの位置情報と事前に印刷してきた地図を頼りに寮へ向かいました。とても晴れた気持ちの良い午後で、寮を見つけると少し肩の力が抜けました。
~ビルバオ空港を出発して、寮の自室に到着するまで~
交通費:約11€(約1500円)
所要時間:約4時間
日本の自宅を出発してから滞在先までほぼ丸々1日かかりました。私の長い長い1日はいかがだったでしょうか?
実は日本の自宅を出発する前に、スマホの契約休止手続きをしてしまっていたので、外にいる間はずっと、インターネットに接続して調べ物をしたりすることができない状況でした。しかし困ったときに私のことを助けてくださった方がいて、こうして無事に寮まで辿り着けたことは、決して大げさな表現ではなく奇跡的だと思ったし、人の温かみに触れることのできた旅でもありました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!